Boot to Gecko(Firefox OS)の怪

2012年07月05日

 Android向けに開発されたハードウェアで違うOSを動かすプロジェクトは日本でも海外でも(Linuxで)色々ありましたが、Mozillaも手を出していたようです。Google ChromeにおけるChrome OSのような立場が、Firefoxにおける今回のBoot to Gecko(Firefox OS)のようです。つまり電源を入れる→ブートローダ起動→Linux起動→Firefox起動→Firefoxから全てを操作できる状態→HTML5,JavaScriptなどで書かれたアプリケーションを利用という流れです。
 Mozillaは、昔からデスクトップ環境への目標を示していましたが、これが一つの答えなのかもしれませんね。

比較表:
名前AndroidFirefox OS(b2g)
開発元Google(営利)(日本では)Mozilla(非営利)(日本では)
価格無料無料
アプリケーション実行環境Linux > JAVA VM > Application( > ブラウザ > HTML5 )Linux > Firefox > Application(HTML5)
アプリケーションの互換性プラットフォームに依存HTML5なのでプラットフォームに依存しない
現状流通済開発中


詳細:
Boot to Gecko
http://firefox.com/b2g


ダウンロード:
http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/b2g/nightly/latest-mozilla-central/


 そこで、Windows向けb2g(仮想マシン)をダウンロードして起動してみました。
(実際には、携帯メーカーが、Androidの代わりに、Firefox OSを新開発されたモバイル端末にインストールして販売するようになるのでしょう。)
 2012/07/05現在の時点では、下の画像のように途中までしか起動できません。それでも試したい方は画像以下の手順をどうぞ。
firefoxOS_0.PNG

手順:
 上記ダウンロードから"b2g-16.0a1.en-US.win32.zip"をダウンロードし、解凍して、"b2g.exe"を起動しますが、以下のエラーがでます。
コンピューターに gkmedias.dllがないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。

 ですので、Firefox Nightlyから"gkmedias.dll"を持ってきましょう。下から"firefox-16.0a1.en-US.win32.zip"をダウンロードし、中の"gkmedias.dll"を"b2g.exe"と同じディレクトリに放り込みます。
 そうすると、上の画像まで起動できるようになります。これ以降は今後の発展を楽しみに待ちましょう。


Firefox Nightly(ZIP形式)(2012/07/05最新):
http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/nightly/latest-mozilla-central/firefox-16.0a1.en-US.win32.zip


参考:
ソフトウェア更新情報 - 出張所
http://mozilla.jp/blog/entry/9603/
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120223_514025.html
タグ:Firefox OS B2G
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