【第五怪】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜ファイルサーバー設定編〜

2010年04月30日

 やはりサーバーといったらHTTPサーバーと並んでファイルサーバーが多く求められていると思います。ファイルサーバーを導入すれば、HTTPサーバーのファイルも簡単に編集する事ができます。
 そこで、Sambaというパッケージを使ってWindows共有プロトコルを利用したファイルサーバーを導入します。


手順
1.Sambaをインストールします。
$ sudo apt-get install samba

2.インストールできたか確認します。
$ dpkg -L samba

3.設定ファイルを編集します。
$ sudo vi /etc/samba/smb.conf
 主な設定項目は以下の通り。
設定項目説明
workgroupWindowsファイル共有のワークグループ名
server stringサーバーの説明文
log fileログファイルの保存場所設定

4.共有ディレクトリを追加します。
$ sudo vi /etc/samba/smb.conf
 以下のように編集します。
#===========Share Definitions ===============
#ここからが共有フォルダごとの設定です!
[homes]

#これはログインしたユーザのホームディレクトリを利用できるようにする物です。
#必要無いなら#を使って、このセクションをコメントアウトしてしまいましょう。

#ここからpublicディレクトリ共有設定を追加
[html_root] (共有名)
comment = public folder(共有フォルダの説明になります。)
browseable = yes
create mode = 2777
(設定すると共有内で作成されたファイルのパーミッションをこれにします。)
directory mode = 2777 (上のディレクトリ版)
path = /var/www (共有したいディレクトリ)
public = yes
only guest = no (yesにするとアクセスした人をゲストとして扱う)
read only = no (yesにすると書いてある通り。)
# valid users = @gloup (アクセスできるグループを指定する場合)
※ディレクトリのアクセス権限は実体のパーミッションになるので、実体のパーミッションで公開するユーザーを指定しましょう。

5.今までは下のコマンドで再読込をしていましたが、これが無くなり代わりにリアルタイムで設定が反映されるようになったようです。
$ sudo /etc/init.d/samba restart

6.必要なクライアントがログインするためのユーザーを追加します。
$ sudo useradd -p 'password' name
$ sudo passwd name
new password : hogehoge
※ログインユーザーはWindowsユーザー名とパスワードと同じになります。

7.あとはクライアントから接続するだけです。フォルダのアドレスバーに\\サーバーのIPと入力すれば共有ディレクトリ一覧が見れるようになっています。


Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバーシリーズ
【第一怪】インストール編
【第二怪】ネットワーク設定編
【第三怪】HTTPサーバー設定編
【第四怪】ApacheにPHPを導入編
【第五怪】ファイルサーバー設定編
【番外編】操作方法編
【番外編2】Firewall設定編


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【第四怪】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜ApacheにPHPを導入編〜

2010年04月30日

 前回(【第三怪】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜HTTPサーバー設定編〜)でApacheを使い、HTTPサーバーを実装しました。次に、そのHTTPサーバーにPHPを導入します。
 Ubuntuの場合の導入は、とても簡単でPHPのパッケージをインストールするだけです。

手順
1.PHPのパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get install php5

2.インストールできたか確認します。
$ dpkg -L php5

3.Apacheを再起動します。
$ sudo /etc/init.d/apache2 reload

4.動作チェックのために、ドキュメントルートにhoge.phpを置き、実行権限を与えます。(chmodコマンド)
hoge.phpの中身
<?php
phpinfo();
?>

5.違うパソコンのブラウザからhttp://サーバーのIP/hoge.phpにアクセスし、PHPサーバーの情報が見れたら完了です。


Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバーシリーズ
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【第二怪】ネットワーク設定編
【第三怪】HTTPサーバー設定編
【第四怪】ApacheにPHPを導入編
【第五怪】ファイルサーバー設定編
【番外編】操作方法編
【番外編2】Firewall設定編


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【第三怪】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜HTTPサーバー設定編〜

2010年04月30日

 今回はWebページを観閲する時にアクセスしているHTTPサーバーであるapacheを導入します。
 apacheを使うことによってhttp://サーバー名/でサーバー上にあるファイルにアクセスできるようになります。


手順
1.apache2.0をインストールします。
$ sudo apt-get install apache2

2.インストールできたか確認します。
$ dpkg -l | less
 リスト一覧が表示されます。以下が該当部分です。
apache2
apache2-mpm-worker
apache2-utils
apache2.2-bin
apache2.2-common

3.Ubuntuではすでにアクセスできるようになっていますので、接続確認をします。
 他のPCのブラウザからhttp:192.168.XXX.YYYにアクセスして以下のように出たら大丈夫です。
It works!
This is the default web page for this server.
The web server software is running but no content has been added, yet.

4.設定を変更します。設定ファイル等の場所は以下の通りです。
/etc/apache2/apache2.confapache設定ファイル
/etc/apache2/httpd.confサーバー設定ファイル(Ubuntuでは使わなくても良い)
/etc/apache2/ports.confポート設定ファイル
/etc/apache2/conf.d/PHP等の設定ファイル用ディレクトリ
/etc/apache2/sites-available/仮想ホストごとの設定ファイル用ディレクトリ
/var/www/デフォルトドキュメントルート
/var/log/apache2/access.logアクセスログファイル
/var/log/apache2/error.logエラーログファイル

 上の表を見ると判ると思いますが、UbuntuではRedHat系のhttpd.confと違って仮想ホスト(ドメインやドキュメントルートを管理する)設定部分とサーバー自体の設定部分が分離しています。
 サーバーの設定(同時接続上限等)をしたい場合はapache2.confを編集し、ドキュメントルートやドメインごとにドキュメントルートを変更したいような設定をしたい場合はsites-available/default.confを編集します。
 仮想ホストの設定については以下の記事を参照ください。
WEBサーバで複数のDDNSごとに違うページ表示の怪

5.サーバーをリロードし、設定を再読込して完了です。
$ sudo /etc/init.d/apache2 reload

 あとはドキュメントルートに好きなファイルを置けば公開できます。ファイルを置く方法はFTPサーバーやSambaサーバー等を使います。それらについては次の怪で。


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【第三怪】HTTPサーバー設定編
【第四怪】ApacheにPHPを導入編
【第五怪】ファイルサーバー設定編
【番外編】操作方法編
【番外編2】Firewall設定編

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【番外編】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜操作方法編〜

2010年04月30日

 今回は番外編としてCUI操作を中心書こうと思います。困ったときに見返せば判るようにするのが目的です。

【ファイルやディレクトリ操作】
コマンド説明
viファイル作成/編集
lsディレクトリ内表示
rmファイル削除
cdディレクトリ移動
findファイル検索
mvファイルのリネーム/移動
mkdirディレクトリの作成
| lessコマンドの後ろにつけると見やすくなります

【ユーザー権限関係】
コマンド説明
sudo管理者権限で実行
chmodファイル/ディレクトリ権限変更


【ネットワーク関係】
コマンド説明
ifconfigネットワークアダプタ確認
ping回線チェック


【電源関係】
コマンド説明
reboot再起動
shutdown -h now終了(すぐに終了)


【パッケージ関係】
コマンド説明
apt-get install xxxxリポジトリからインストール
apt-get updateアップデート
apt-get upgradeアップグレード
apt-cache search xxxxxxxxを検索
apt-cache remove xxxxxxxxを削除
dpkg -lパッケージ一覧を表示
dpkg -L xxxxxxxxに含まれるファイル一覧表示
dpkg -i xx.debxx.debをインストール


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【第二怪】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜ネットワーク設定編〜

2010年04月30日

 前回(Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバーの第一怪〜インストール編〜)でインストールは完了し、ログインして操作できるようになりました。次はネットワーク周りの設定を行います。
 デフォルトではDHCPで自動IPアドレス割当て設定になっています。しかし、サーバーではIPアドレスを固定しないと不便なので固定IP設定に変更します。


手順
1.ネットワークアダプタのMACアドレスを確認します。
$ ifconfig

2.ルーター等の設定で、そのMACアドレスに固定IPアドレスを割当てます。

3.次にネットワークアダプタの設定をします。
$ sudo vi /etc/netowrk/interfaces
※UbuntuではRedHat系と違ってネットワークアダプタの設定ファイルが/etc/netowrk/interfacesに存在します。
編集前
auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
iface eth0 inet dhcp
編集後
auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
iface eth0 inet static ←static(固定)に
address 192.168.XXX.YYY ←サーバーに割り当てるIP
netmask 255.255.255.0 ←ネットマスク
bloadcast 192.168.XXX.255 ←ブロードキャスト
network 192.168.XXX.0 ←ネットワークを指定
gateway 192.168.XXX.ZZZ ←デフォルトゲートウェイ(ルーターのアドレス)

4.DNSを設定します。
$ vi /etc/resolv.conf
resolv.confの内容
nameserver 192.168.XXX.ZZZ ←DNSのアドレス(ルーターのアドレスになる事が多い)
search ubuntu-server ←サーバーのホスト名

5.ネットワークアダプタを再起動します。
$ sudo /etc/init.d/networking restart


6.ちゃんと使えるか確認します。
$ ifconfig ←IP確認
$ ping sis.homelinux.org ←好きなサーバーに

※CTRL+Cで終了します。
※0% packet lossなら問題ありません。

7.これでIPアドレスの設定は完了です。


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【第一怪】Ubuntu10.04で始めるLinuxサーバー〜インストール編〜

2010年04月30日

 Ubuntu 10.04 LTSがリリースされました。せっかくリリースされたのでRedHat訛りを直すためにもUbuntuサーバーを導入し、慣れていこうと思います。
 第一回なので、まずはインストール編です。汎用性を高めるために最小インストールをし、それから色々導入していこうと考えています。

・手順
1.isoファイルをダウンロードして、CD/DVDに焼いたりbootできる状態にします。
http://releases.ubuntu.com/lucid/ (LTS/Server install CDの項)
http://www.ubuntu.com/getubuntu/download-server (2010/04/30現在は9.10)

2.bootして起動し、画面の説明に沿って設定します。
 途中でインストールできるサーバー(サービスみたいな物)をデフォルトでインストールできますが、上で書いた通り汎用性を高めるために何も選ばずにインストールします。

3.後は勝手にrebootするので完了です。



追記:
・インストールが完了したら、一応アップデートしておきましょう
$ sudo apt-get update

・日本語環境でインストールした場合はプログラムログ等を日本語で出力しようとして文字化けしてしまいます。
 そこで、viコマンド等で$HOME/.bashrcの末尾に以下を書き足せば英語で出力されるようになります。
case $TERM in
linux) LANG=C ;;
*) LANG=ja_JP.UTF-8 ;;
esac


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VirtualBox 3.2.0 BETA1の怪

2010年04月29日

 サン・マイクロシステムズがオラクルに買収され、Oracleにも同じ仮想化部門があるだけにVirtualBoxの存続が危ぶまれていましたが、どうやらOracleVMの一つとしてVirtualBoxの開発は継続されるようです。
 そしてOracle VM VirtualBoxとしてスタートする事となり、その開発版第一号であるVirtualBox 3.2.0 BETA1がリリースされました。変更点としては、マルチモニター対応やXPモードと遜色ないホストとの連携等、待ちに待った機能が充実しています。下のURLに詳しい情報が掲載されています。

・VirtualBox 3.2.0 Beta 1 released
http://forums.virtualbox.org/viewtopic.php?f=1&t=30287

・VirtualBox 3.2.0 BETA1のダウンロード
http://213.239.192.22/download/3.2.0_BETA1/


・VirtualBox 3.2.0 BETA1をWindows7 64bitで使用した時の既知の問題点
 Windows7 64bit版では以下のエラーがでてゲストマシンを起動する事ができません。
VirtualBox - エラー
仮想マシン"VM_NAME"のセッションを開けませんでした。
Cannot load R0 module C:
\PROGRA~1\Oracle\VIRTUA~1/VBoxDDR0.r0
(VERR_MODULE_NOT_FOUND).
UnKnown error creating VM (VERR_MODULE_NOT_FOUND)


・対策
 現状では対策が存在しないようです。BETA2で対応される予定のようですので、BETA2のリリースを待ちましょう。


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Ubuntu10.04 RCにアップグレードの怪

2010年04月22日

 少し前から、Ubuntu10.04が話題になっています。早速Ubuntu9.10からアップグレードしようと思います。今回は公式が推奨しているネットワークアップグレードでしようと思います。


アップグレード手順
1.前準備としてsynaptic等で全ての物をアップデートしておきます。

2.次にアップデートマネージャでアップグレードします。
$ update-manager --devel-release

3.後は画面の指示に従えば、アップデート完了です。


使用感
・起動/終了が速くなった気がします
・ソフトのインストールが見やすくなりました



参考URL
https://help.ubuntu.com/community/LucidUpgrades/#Upgrade%20from%209.10%20to%2010.04%20LTS%20Beta
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SCIM+Anthy(日本語)で和英変換の怪

2010年04月20日

 前回(Google日本語入力で和英変換の怪)でGoogle日本語入力用にEdictプロジェクトからの辞書を変換しましたが、ブログの趣旨としてはAnthy用に変換した方が良い気がするので、変換済みの物を作ってみました。インポート方法については後述します。
 これも私的に変換したものなので、いかなる保証もしかねます。

edict_anthy

※2010/04/21にソート済みの物に変更しました。


変更点
・読みと単語と優先順位というフォーマットに変換しました
・改行文字を変換しました
・読みに平仮名以外を登録できないので、登録出来ない単語は除外しました
(例:SIM等)
・読みに「ヴ」が使えないので、以下のように変更しました。
ヴ→ぶ
ヴぁ→ば

インポート手順
1.ダウンロードして解凍したedict_anthy.txtファイルを開き、Linuxの以下のファイルの末尾に追加します。
$HOME/.anthy/private_words_default

2.次に端末を起動からkasumiを起動します。
(私の環境では読み込みに数時間かかりました。)
$ kasumi

3.表示されたら保存を押し、暫く待ちます。
(ここで辞書をソートしています。)
(2010/04/20現在ソート済みの物を生成中です。)
(これも数時間かかりました。)

4.インポート完了です。



変換例
@りんご→apple
@きつね→fox

EDICTプロジェクト
http://www.csse.monash.edu.au/%7Ejwb/j_edict.html

EDICT for MS-IME 2
http://www.nurs.or.jp/~nagadomi/edictime2/
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Google日本語入力で和英変換の怪

2010年04月19日

 MS-IME用の和英辞書であるEDICT for MS-IME 2をGoogle日本語入力用に変換して使います。
 GoogleJapaneseInput-0.10.288.0現在では単語は9999個ずつしか登録できません。ですので9999個ずつにファイルを分け、文字の種類を顔文字からアルファベットにしてから読み込みます。
 置換するだけで数分かかるので、私的に処理済みの物を公開する事にします。ですが、あくまで私的な物なのでいかなる責任も負いかねます。

edict_google

変換例
@りんご→apple
@きつね→fox

EDICTプロジェクト
http://www.csse.monash.edu.au/%7Ejwb/j_edict.html

EDICT for MS-IME 2
http://www.nurs.or.jp/~nagadomi/edictime2/
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Linux版FlashPlayer10,1,51,95の怪

2010年04月03日

新しいFlashPlayerであるAdobeFlashPlayer10.1シリーズがリリースされたようです。
それを使うとLinuxでも日本語の未確定文字を枠内に表示できるようになります。他にもネットワーク周りが改善されている等、ほぼWindows版と遜色ないレベルになっています。

http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer10.html
タグ:FlashPlayer Linux
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